はじめにY様から全面リフォームのご相談をいただいた時のご要望は、『今の家を活かしてリフォームする』という内容でした。
『今の家』とはお父様が建てられた家で、その思い出をこわすことなく、ところどころに面影を残してほしいということでした。
また、市街化調整区域で新築することができないということもあり、フルスケルトンリフォームをすることになりました。
ちょうどご相談いただいた時期に同じ花見川区内で全面改装の現場がありましたので、そちらにご案内したり、INAXやTOSTEMなど、メーカーのショールームに何度となく行き打ち合わせをしました。
『南欧風の家』というテーマでご希望をいただいていましたので、雑誌やカタログなどからイメージをふくらませて、プランを作っていきました。
リフォーム後はご夫妻とお母様でご一緒に住まわれるとのことでしたので、将来のことを考えて全室バリアフリーにしました。
また、家族間のコミュニケーションを大事にするために、廊下にあった階段をリビングの中に移動。家に帰ってきたら家族がいるリビングを必ず通るようにし、将来お子さんが『ただいま』も言わずに上がってしまうようなこともないように設計しました。
階段の部分は吹き抜けにし、開放感を出しました。
一階居室〜階段
2階居室、バルコニー
主寝室のウォークインクロゼットです。
いわゆる納戸ですが、シャンデリアを付けて「納戸」というイメージは違う明るい雰囲気にしました。
棚はこれから用意されるとのことです。
施工中はこんな感じでした。