最近の連続台風上陸で屋根や外壁の傷みで漏水で3件の依頼がありました。
皆さん知っているかどうか・・
実は災害での屋根や外壁の傷みは火災保険で修繕できます。
今回依頼を受けた内の1件は江戸川区のK様宅で、数か月前から屋根裏収納のベニヤが濡れており、気になってはいたようですがそのまま放っておいたそうです。
ところが、ゲリラ豪雨の際に天井から雨水が滴ってきて、ベニヤまで剥がれてきてやっと非常事態だと認識して問い合わせることにしたそうです。
弊社では、すぐに屋根に上り現況を確認をしますとコロニアルの屋根材が数か所ひび割れがあり、なんと棟板板金が飛ばされて跡形も無くなっていました。
すぐに大工さんを手配して、コロニアルの上から下地材(コンパネ12mm)、その上にルーフィング(防水シート)を
張って次の接近している台風に備えました。
コロニアルをそのままにして上から張った理由は・・
まず、アスベストの問題です。
アスベストが入った屋根材が定番として全国で広まったのは今から55年前の1961年。使われていた主な石綿素材は当時の主流でもあった白石綿(クリソタイル)と言われています。
なぜ石綿がそこまで使われていたのか?というと、粘り気が強くて耐久性が高く、他にも耐火性・防音性・断熱性にも優れていて、軽くて安価だったからだそうです。
しかし2005年に発がん性物質として大きな問題となり、それ以降は段階的に含有率を減らして行きました。話を元に戻しますが、アスベスト入りの屋根材の取り扱いは資格が必要で、尚且つ処分するにもコストがかなり掛かるため、そのまま剥がさず上から新しい屋根材で覆ってしまうことを『カバー工法』と言います。
今回、K様宅でカバー工法に使用した屋根材はLIXIL製の『Tルーフ』という商品です。
デザインも下写真の3種類あります。
このTルーフの特徴は・・
①表面には長期間色落ちしない天然石をコーティングしています。
②重厚感があるのに意外な軽さです。(一般的な瓦の約1/7の軽さ)
③基材は長期耐食性に優れたガルバリウム鋼板を使用。
④長期間塗り替えの必要がありません。美観10年、基材30年の保障が付いています。
こういった屋根材のメリットも考えるとカバー工法がいかに優れているか理解できると思います。
ちなみにK様宅はTルーフの『シェイク』というデザインを使用しました。
そして火災保険を申請して、45万円位の金額が下りて負担が少なく屋根は綺麗になりました。
(火災保険の下りる金額は被害状況や保険会社によって違います)
ベニヤが剥がれた屋根裏も断熱材が入ってなかったので、入れて壁も新築当時の様に元に戻しました。
今後は水廻りをリフォームする予定です。
最後に屋根の傷みで気になっている方は、是非ともカバー工法を検討してみて下さい。
そして・・
千葉・東京・埼玉でリフォームなら『CUBEリノベーション』にお任せください。