健康に気をつかったリフォーム

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「快適な住まい」とはどういう住まいでしょうか。
一つには、「温度」と「湿度」が挙げられると思います。

人間にとって快適な温度は20〜25℃と言われていますが、例えばその温度でも、ジメジメしている環境ですと、やはり不快です。
また、湿度が高いと、微生物も繁殖しやすくなり、病気の原因となりかねません。
逆に、湿度は45〜55%くらいが過ごしやすいと言われていますが、これも寒すぎたり暑すぎたりしても健康を損ねたりします。
温度と湿度の良いバランスを作ることが、室内環境を良くするポイントと言えるでしょう。

断熱性の向上

温度を安定させるためには断熱性の向上が必要です。
断熱性が弱いと、外気の影響を受けやすくなり、また冷暖房で調節した熱もすぐに外に逃げていってしまいます。
断熱が快適性に大きく関係するということも、知られてきており、断熱リフォームをされる方も増えてきました。

具体的に見ていきましょう。
床や壁・天井には断熱材を使用して外気の影響を少なくします。
床材の下と天井の上に断熱性の高い材料を使用して床下と天井からの温度の出入りを抑えます。
壁には、断熱材を入れる他、外壁材に断熱性のある外壁材を使うことも視野に入れましょう。

また、窓は意外と面積が大きく、熱が出入りしやすい大きな要因です。

  • 窓ガラス自体を断熱性のあるものに取り替える
  • 窓ガラスに断熱フィルムを貼る
  • 断熱内窓(インプラスなど)を設置する

といった対策をすることで、かなり断熱性能はアップします。

また、断熱性能を高めることで、結露も抑えることができ、湿度の管理にも直結してきますので、「断熱」の重要性がお分かりいただけると思います。

湿度の調節

湿度の調節は、除湿器・加湿器の他、内装材料にも調湿機能があるものがあります。

  • 調湿壁紙は壁紙でありながら吸湿・放湿機能をそなえた壁紙で、室内でも大きな面積を占める壁に使うことで、湿度が高いときには湿気を吸収、湿度が低いときには放出するという室内の湿度の調節が出来ます。
  • エコカラットは、素焼きのタイルで、その多孔質のミクロの穴が湿度の調節に役立ちます。
    デザインも豊富でインテリア性も高く、おすすめの内装材です。