LIXILの取組み
トイレ設備が十分ではなく、不衛生な環境にあることから、多くの子どもたちが命を落としています。世界では、安全ではない水や不衛生な排泄環境が引き起こす下痢性疾患によって、5歳未満の子どもたちが毎日800人死亡しており、9.5億人にのぼる人々が野外で排泄をせざるをえない状況にあるとみられています。LIXILは、世界中が危惧するこの問題の解決に向け、まさに最前線で取り組んでいます。LIXILが提供するソリューションの一つが、プラスチック製の簡易式トイレ「SATO (Safe Toilet/安全なトイレ)」です。
SATOは、2016年半ばの時点で、世界14か国以上で100万台超が使用されています。このうち、約50万台は、バングラデシュの住宅や学校に設置するため、非政府団体に寄贈されました。加えて、SATOはバングラデシュにおいて、一台2ドル以下という低価格で販売しており、すでに30万台の売り上げを記録しています。