間仕切り壁を取りました。取りきれず残ってしまった壁は・・・

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こんにちは 営業の高橋です。
今回ご紹介するのは、埼玉の某タワーマンション35階の工事になります。
初回訪問で『初めまして!お邪魔します。』と、お伺いしますと 引っ越し業者が荷物を持って右往左往!!
ナント、引っ越しの最中でした。引越し屋さんにとっては本当にお邪魔だったことでしょう。
ご依頼主は小さなお子様のいらっしゃる若いご夫婦でした。
このマンション購入の決め手は もちろん”35階からの景色”だそうです。
さぞかし夜景はキレイなことでしょう。

本題のご依頼内容ですが、LDKの隣にある6畳洋室との間仕切り壁を取り除いて欲しいとの事。
その壁がこちらになります。(引越し屋さんゴネンなさい写真に写ってしまいました)
壁1  壁2
この壁を取り除くだけでは無く、更に「スッキリした可動間仕切りの建具」も付けて欲しいと言うご依頼でした。
【ご要望のスッキリした可動間仕切りとは】
 ① 仕切った際にはしっかり壁の様に仕切れる。
 ② OPENの際く開放的に。
 ③ 床(フローリング)出来るだけフラット。
これら①②の条件から
「引違い4枚建て」は即座に不採用になりました。
「片引戸3枚建て」も袖壁が残るので残念ながら不採用になりました。
また敷居やレール、ガイドピンなども ③条件的に不採用の理由でした。

そんな中、採用になりましたのが「パナソニック フリーウォール」と言う可動間仕切りです。
フリーウォール  収まり
解かり易くご紹介すると、オフィスで間仕切りに使われるパーテーションを家庭用にモディファイされたあ商品です。
この建具でしたら しっかりと間仕切り出来ますし、OPENの際も開放的です。またレールも敷居の有りません。
ただ、そこそこ値段もしますし重量が有る上に天吊りなので天井をシッカリ補強する必要が有ります。

これでたてぐは決まりました。
次なる問題・・・いや、工夫が必要なのはベランダの窓側に残ってしまう壁です。
上の写真(引越し屋さんの写っている隣の写真)にある大きな梁型は取れませんので、その下に
「パナソニック フリーウォール」」を施工するのですが、窓面にもう一段下がった梁が有ります。
その梁の奥行分の壁が18cm残ってしまいます。
かと言ってこの梁の更に下に建具を施工しますと解放感も無くなり、お客様もご納得されませんでした。
(この処理で他のリフォーム屋さんは辞退したそうです)
どう処理したかと言いますと。
残壁  棚1
不自然に残ってしまった壁と同サイズの子壁を並べて造作し、違和感のない可動棚にしてみました!

仕上がり全体の写真がこちらになります。   「可動棚」には素敵な写真を飾って下さいました。
仕上がり   棚2
「可動間仕切り」「可動棚」ともお客様も大変満足してくださいました。
お子様と3人増えて行くことでしょう!(^o^)