耐震工事について

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こんにちは!千葉の田中です。

最近、リフォームと同時に耐震工事の依頼が増えてきました。

草津白根山の噴火や、度々ニュースになる地震学者の『今後30年以内に大地震が80%の確率で・・』などで気にかけている人が多いんですね。。。

まず、建物の耐震性を高めるために必要なことは「基礎・土台」・「柱・梁」・「床・壁」の補強が必要です。

只、全てやるとなるとかなりの費用が掛かります。
耐震診断士を入れると更に大変です。

予算の問題もありますが、まず優先順位を付け、且つコストパフォーマンスも考えてやれることだけでも実行していきましょう!

以下は、リフォーム時に後付けが出来るお勧めの2つです。

『ホールダウン金物』
これは大きな地震の際に木造住宅が一気に潰されるのを防ぐ耐震方法です。
地震で建物に水平力がかかったとき、柱が抜けないようにするために土台と柱とを緊結するための金具で、柱一本ごとに装着します。
アンカーボルトとこの金具を併用することで、効果の発揮できる金物です。
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以前工事させて戴いた船橋市のI様はこの『ホールダウン金物』を5箇所に入れました。
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『補強金物』
これは屋根組み、床下組みに補強金物を入れる方法です。
屋根裏の梁と柱や小屋束、床下は土台と柱や束、根太などをその個所に適した金物で補強を
出来る限り入れて行きます。
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『耐震壁』
壁は横からの力に弱いですが、この壁に取り変える事によって強度が増します。
後付け用は木造住宅の既存の床・天井を壊さずに、建物の内部壁を取り付けて補強することができる耐震補強キットです。
全ての壁に入れる必要はなく、弱い所(荷重が掛かる)ところに数か所入れると良いでしょう。
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築年数が新しければ、厳しくなった新耐震基準を満たしている筈なのですが、特昭和56年以前に建てられた木造住宅は旧耐震基準なので、リフォームの際は耐震工事も一考されることをお勧めいたします。

大切な家族の家、これからも末永く住んでいく家であれば尚更ですね。